当ページをご覧いただいてありがとうございます。
私は株式会社ダンケ・アーバイト代表取締役社長の平岡美幸でございます。
事業所内ではみゆちゃん社長と呼ばれています。
このページでは私がどうして【整体を障がいのある人の仕事にできる】と確信をしたかについてご説明いたします。
拙い文でありますが、私の考えをしっかりと記しますので、お読みいただけましたら幸いです。
まずは以下の動画をご覧くださいませ。
施術を受けているのは私、平岡美幸でその私を施術しているのは私の息子のセナです(当時高2・知的障害を伴う自閉症・療育手帳は重度)。
これは大阪のたまがわ高等支援学校の文化祭での一コマとなります。
2014年
私は息子や夫と共に【障がいのある人の仕事を創る!集い】に参加しました。
当時の私は、息子の将来に強い不安を覚えて多くの就労継続施設を調べたり、自分自身ででも息子の(将来の)可能性について、何かができないかと模索をする日でした。
このイベントも、その一環として「とりあえず・・・」的に家族と共に参加をしました。
その勉強会の中で講師の方が息子にアロマを使ったハンドマッサージを教えてくださったところ、息子がすぐにその施術(せじゅつ)を身に着け、その後、私にハンドマッサージをしてくれたら、それはもう、得も言われぬ気持ちよさで、私はその素晴らしい体験の中で、息子の中に大きな大きな可能性を感じました。
その事は共に参加をしていた夫も感じたようで、その後夫婦で話し合った結果、彼はそれまでのサラリーマンの仕事を辞めて、講師の方の運営する整体のスクールに入学をするとともに、今後の事や生活費のためにといくつかのアルバイトを始めました。
私も、子育ての合間合間に外での仕事の量を増やして、二人で今の家族の生活を守りながら、夫と共に「将来、息子が勤められる会社を興そう」と努力しました(その後、夫は息子の名を冠した「セナ整体院」を開店、現在に至ります※セナ整体院は(株)ダンケアーバイトの設立に伴い、当社の整体部となりました)。
そうして4年の時を経て、就労継続支援B型事業所・株式会社ダンケアーバイトが誕生しました。
特定非営利活動法人や一般社団法人等を選択せずに株式会社の形態を選んだのは、この事業でしっかりと利益を出して、利用者の人たちとその得たものを結果に応じて分かち合いたい(対価を得たい)が為です。
多くの方は整体の仕事は障がいのある人には難しいのでは?と思われることでしょう。
ですが、整体の仕事は、体を触って施術をする以外にも、その仕事の流れから言いますと
1.広報・集客
2.施術ベッドメイク・清掃
3.お客様の受付・お出迎え
4.施術場所へのご案内・着替えの用意
5.実際の施術(身体の各部位ごとに術は変わります)
6.施術後のお着替えの案内
7.お客様退出後の清掃と次回のためのベッドメイク
8.お茶出し・清算・お見送り
9.使用したタオルや施術着の洗濯・畳むこと
など、数多くの仕事がございます。
大まかな流れですと「広報~接遇~施術~お見送り」となり、それぞれの仕事に対して特性の合う人たちを配置していく所存です。
そのためには多くの学びが必要ですが、教えていくことに関しては当社にはノウハウもございますし我々にその道をご教示いただいた講師の方々が、外部講師・指導員として当社の活動に参加しますのでしっかりとしたプログラムを構築していきます。
施設の利用者の人がこの項目のひとつでもしっかりと出きるようになれば、企業の中ででもその力を必要としてくれるところがあり、一般就労にだって繋げていけると私たちは信じております。
なお、ダンケアーバイトは他の方との触れ合いのある仕事である整体部門のほか、デザイン力を高めてもらってのプリント部(服やタオルなどへのオリジナル画やリクエストされた言葉などの印刷など)と、モノづくりの好きな人に向けての缶バッチの製造もいたします。
色んな仕事に携わり、自分の好きな仕事、即ち一生の仕事を見つけてもらえたらいいと考えております。
以上
就労継続支援B型ダンケ・アーバイト代表取締役社長 平岡美幸(みゆちゃん社長)
2018.6.4 記